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高機能患者シミュレータを使用した人工呼吸器セミナー ~昭和大学横浜市北部病院~

2008年2月18日~21日の4日間、昭和大学横浜市北部病院にて、院内安全管理室主導のもと高機能患者シミュレータECSを使用した人工呼吸器セミナーが開催され、弊社も参加させていただきましたのでレポートさせて頂きます。

今回のセミナーは従来のような座学を主体とした方法ではなく、人体を高度に模擬したシミュレータを併せて用いる事により、実際の処置の手順や、経過時間による患者バイタル(心電図、血圧、SpO2、脈拍、呼吸音、心音、胸の上下動など)の変化などを確認しながら、実践的なトラブル対処法を身をもって学ぶ事で、現場で慌てる事なく問題解決ができるようになる事を目標として企画されました。 看護教育

 

セミナーの日程とチーム編成は、参加人数が150名を超えるということで、4日間4チームづつの編成とし全部で16回行い、時間配分は前半1時間人工呼吸器の基礎学習を座学で終えたのち、後半の1時間はシミュレータを使った実習とする計2時間でした。 

朝一番のチームは夜勤明けの方々の参加もあり、座学の時間は大変辛そうでしたが、後半の実習には皆さん血が騒ぐのか息を吹き返し、生き生きと参加されていたのが印象的でした。また、どのチームも最初は戸惑いや照れがあるようでしたが、院内安全管理委員の医師や師長の方々のご指導と司会進行により、次第に和やかでありながら緊張感のあるものに変わってきました。今回受講された方々は、医師から新人看護師まで多岐に渡りましたが、なるべくキャリアの近い方をチームとする事で均衡を図り、実習が行われていました。 

 

看護教育 実際に対処したトラブルの内容は、回路はずれやカフリークによる低圧アラーム、挿管チューブ内の閉塞による高圧アラーム、より高度な内容として気胸による肺の萎縮からの高圧アラームなどであり、刻一刻と悪化する生体情報モニタの値に焦りつつ、座学で学んだことを手がかりに受講者によってその対処がなされていました。 

回路はずれ等は比較的容易に発見されていましたが、カフ漏れや気胸などは一見しても発見できず、対処に再挿管や胸腔穿刺などが必要な事もあって、看護師から医師への連携が問われ、中々解決できない症例もありました。そんな中で、さすがにキャリアの長い方のパワーは凄まじく、すばらしい連携と的確な対処であれよあれよと言う間に問題を解決されるグループもありました。 

また、医師の居ないチームでは、弊社のスタッフが再挿管をする研修医という設定で参加させていただき、中々の胡散くささから失笑されていましたが、シミュレータへの挿管は異常にスムーズで本物以上?と暖かく迎えていただき、受講者の方々と弊社スタッフも和やかに進行することができ、無事、一例も死亡事故には至りませんでした。 

 

今回のセミナーに参加して、人工呼吸器など生命維持装置の教育は、座学のみでは限界があり、実際にどういう処置を行う事で、患者さんにどういう変化が起こ るのかを体で学ぶことで自信が生まれ、結果として、病院スタッフの方々の呼吸器管理に対する苦手意識を克服し、事前の訓練からチームが一丸となり知恵を出 し合う習慣ができれば、不幸な医療事故の軽減に繋がるのではと感じました。

 

 


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