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全血式血小板測定装置「SFP変法」の新たな展開

はじめに

WBAカルナ 血小板凝集能検査は、血小板機能異常症の診断や抗血小板薬のモニタリングとして広く用いられています。
現在一般的に行われている透過光法(PRP法)は血小板の凝集過程が詳細に記録できる反面、採血から測定までに時間を要する点や遠心分離によって得られる 血小板の回収率の誤差が発生すること、血栓生成に影響があると言われている赤血球や白血球などの他の細胞成分の存在下で、それらの相互作用を含めた血小板 凝集能が測定できないなどの課題があります。

WBAカルナは、マイクロメッシュ法を使用し、全血検体での血小板凝集能検査を可能とすることにより、これらの問題を解決し、また独立した4チャンネルの 測定系を搭載することにより、透過光法に迫る再現性、柔軟性を実現しました。ここでは、WBAカルナの要素技術及び新たに採用された機能について紹介いた します。

マイクロメッシュ法と基本測定

マイクロメッシュ法とは、定量全血検体に血小板凝集惹起物質を添加し、一定時間攪拌した後、マイクロメッシュフィルタ(図2 20×20μmまたは30× 30μm)を通して吸引動作を行う測定方法です。一定以上の数と大きさを有した血小板凝集塊群は、マイクロメッシュフィルタを目詰りさせ(図3)、吸引圧力が上昇します。この吸引圧力を測定することで、血小板凝集能を解析、評価します。WBAカルナの基本測定では、同一検体を4濃度の血小板惹起物質で刺激を与え、規定凝集レベルを超える濃度(PATI濃度)を算出することにより、測定検体の血小板機能を評価します(図4)。

図2 図4  

2.測定感度の向上

zu5 臨床検査及び研究機関では、従来装置では評価できなかった血栓形成に関係する検体の弱い血小板機能亢進を評価できる、より鋭敏な検査装置が求められています。マイクロメッシュ法は、原理的にマイクロメッシュの穴径を小さくすることにより、より鋭敏な測定が可能です。
WBAカルナで標準的に用意されている20×20um 300穴のマイクロメッシュ(図5)では、血小板の小凝集(15~25um)からの評価が可能となり、全血検体測定の簡便さと他の血液細胞との相互作用の評価、鋭敏な測定感度を合わせ持つ、需要に即した血小板機能測定装置となりました。

 

 

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