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震災・計画停電を経験して、緊急時に有効な人工呼吸器とは?

 

震災後 明らかになった自家発電の実態

東日本大震災後に医療機器産業研究所により関東圏内(東京電力管内)にある医療機関の自家発電施設の調査が行われ、自家発電を所有している施設は90.5%である、という報告が2011年7月にありました(図1)。

しかしながら、そのうちの73.5%の医療機関が自家発電でカバーできる部分は一部の手術室やICU、CCUのみであることが確認され(図2)、特に災害拠点病院や救急救命センターを備えている病院では、医療機関全体を自家発電で補える施設は災害拠点病院で45%、救急救命センターで24%という結果でした。

さらには、災害拠点病院や救急救命センターでない医療機関では、自家発電で全体を補える施設はとても少なく、多くは利用限界時間が10時間未満と1日持たない医療機関が半数を占めています。これらの結果から、多くの医療機関では病棟などの人工呼吸器を使用している環境下でも停電時や災害時に自家発電による電力供給が難しいことが今回の調査で明らかになりました。

 

被災地域や計画停電中に求められる人工呼吸器

前述の様な現況から、緊急時の各医療機関における自家発電設備の完備が急務ですが、同時に、電源を遮断されても一定時間治療が継続できる治療機器の整備も重要です。

弊社の人工呼吸器の多くは、長時間バッテリを有していることもあり、この度の東日本大震災の被災地域や計画停電対象の医療機関におきましては、『地震により自家発電も作動しない環境では、多数ある人工呼吸器でも弊社の人工呼吸器VELAがどの人工呼吸器よりも最後までしっかりと動作していた』という声や、『計画停電が行われたが、数時間のバッテリが内蔵されているVELAを使用しているため問題なく停電を乗り越えられた』、『計画停電がおこなわれたことで、改めてVELAのような長時間バッテリの必要性を強く感じた』、『院内のAir配管がコンプレッサ式で自家発電による駆動ができないため、VELAがあってよかったと思っている。Air配管が必須の人工呼吸器では作動できなかった』など、ありがたいお言葉が多数寄せられました。

 

今回のような震災や停電に対応するには、長時間のバッテリとバッテリで駆動できるコンプレッサが内蔵されていることが人工呼吸器では求められていることを痛感しました。

 

リンク

停電や災害時に病棟でも長時間使用できる人工呼吸器

・6時間の内部バッテリ ・コンプレッサ内蔵

小児・新生児用として使用できる長時間バッテリとコンプレッサ内蔵の人工呼吸器

・2時間の内部バッテリ(コンプレッサ使用で30分)

・外部バッテリも搭載可能

 

参照文献

※計画停電(発電容量不足)に伴う医療機器等の使用状況に関する緊急調査:財団法人医療機器センター附属 医療機器産業研究所 リサーチペーパーNo.4(2011年7月) 渡辺 敏(医療機器産業研究所 所長)  

 

文責:人工呼吸器部 宮内 香織

2011年8月更新

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