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PICU人工呼吸管理プロトコール 後編 <高頻度ジェット換気(HFJV)② モニタリングから抜管まで / 感染管理>

高頻度ジェット換気(HFJV) ② モニタリングから抜管まで / 感染管理

D 患者の評価とモニタリング
  1.呼吸療法診療者は患者とジェットベンチレータの評価をHFJVの開始直後、その後は少なくとも6時間毎、もしくは設定の変更をおこなった際には必ずおこなう。
  2.HFJVのパフォーマンスを評価
  3.ジェットベンチレータに対する患者の反応を評価する。呼吸療法診療者は以下の項目を評価する。
     a) 呼吸音と呼吸動作の有無
     b) 人工呼吸器の設定とモニタ値
     c) 動脈血ガスの数値
     d) 経皮炭酸ガスモニタなどの非侵襲的モニタの数値
     e) 胸部X線画像
E パラメータの調整
  1.FiO2
    a) SpO2が88%以下に下げられたらFiO2を徐々に下げていく(特別な指示がある、もしくは
     右-左シャント(心臓内)がある場合を除く)
  2.回数
  a) ジェットベンチレータの回数は患者の生理学的な状態によって調節する。ただし、通常は設定の変更はおこなわない。
  b) 従来の人工呼吸器の換気回数の設定は肺に対するshear force(ずり応力)を制限するために、最小限にする。適切な肺の拡張を維持するために従来の人工呼吸(CMV)を使う。平均気道内圧(Paw)が肺の虚脱を防ぐ上で適切であれば、0回/分にまで下げることも可能である。
  3.平均気道内圧(Paw)
  a) 至適肺容量(胸部X線画像にて8.5~9.5ribまで拡張すること)を得るように調節する。FiO2の設定が0.60以下にまで下げられ、酸素化が改善するにつれて、徐々に1cmH2Oずつ下げていく。
  4.ピーク圧
  a) HFJV時のピーク圧
    (1) pH7.25~7.33を保つことができれば、1~3cmH2Oずつ下げていくことができる(特別な指示ある場合を除く)
    (2) 従来の人工呼吸器のピーク圧
       (a) 5~7ml/kgを維持できるようにピーク圧を調節する(可能であれば25cmH2O以下になるようにする)
F 従来の人工呼吸に移行させるための条件
  1.HFJV時のピーク圧と従来の人工呼吸器のピーク圧が25cmH2O以下まで下げられれば、従来の人工呼吸器のみの呼吸管理に移行することを試みることができる。従来の人工呼吸での設定は以下のようにする。
     a) PEEPはジェットベンチレータの平均気道内圧(Paw)と同値とする。
     b) ピーク圧は1回換気量が5~7ml/kgとなるように調節する。
     c) 換気回数は患者の年齢によって設定を変更する。
  2.従来の人工呼吸に移行した後、SpO2/CO2モニタ、もしくはNICOモニタ※を接続する。
  3.これらすべての決定事項に関する判断はPICUの医師に委ねられなければならない。
   
   ※Non-invasive Cardiac Output monitor

 

Ⅹ感染管理

全ての患者に対して、診療部の方針に則ってユニバーサルプレコーションをおこなう。
呼気フィルタも診療部の方針によって交換する。

 

 

 

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