NICU・小児科向け 脳波測定の新トレンド aEEGとは何か
小児の脳波モニタリングについての調査
オ-ストラリアとニュージーランドの新生児専門家による調査結果です。新生児仮死正規産児を評価するために何を使用するかについて質問したものです。殆どのNICUで超音波診断とMRIが使われていたました。EEGは非常に多く使われ、aEEGは62%という結果でした。誰がaEEGを見るかという調査では、大多数が新生児専門家科医という結果でした。これについては議論の余地があると考えています。全ての記録を新生児専門医だけで見るのではなく、 神経生理学者、小児神経医も必要ではないではないでしょうか。
aEEGはシンプルなシステムですが、てんかん発作を見つけようとする場合、難しいことがあるからです。
専門医のコラボレーションが新生児にとって良いことにつながると思います。
NICUで継続的にaEEGを使う理由
NICUで継続的にaEEGを使う理由は脳損傷を受けた患児が多いということです。神経学的な徴候は非常に繊細で判りづらく、新生児のてんかん発作の大多数は潜在性であります。脳機能の異常を早期に発見することで処置、及びその結果の改善を私たちは期待しています。
・神経学的な症候は非常にわかりづらい
・殆どの新生児てんかん発作は潜在性
・脳機能障害を早期に発見することで、処置及び予後の改善が期待できる。
研究においてaEEGを使う特別な理由に、使用が簡易であり、臨床的に有益な情報が得られることがあげられます。
またベットサイドでNCUのスタッフが解釈できることも理由のひとつです。
・使いやすい、臨床的に有益な情報を提供 ・NICUスタッフによるベッドサイドでの解釈
aEEGの作動機序
それでは、aEEGの古くからの作動スキームについて、デジタル化されaEEGできるまでを簡単にご説明します。

① Assymetric filter :EEGの3Hz以下、50Hz以上のEEG activityが排除されます。
② Semilogarithmic amplitude compression :振幅の感度を上げるため、スケールを変更します。
③ Peak rectifying + smoothing :-のピークを0地点+方向へ修正し平滑化する。
④ Impedance detector + overload detector : aEEGと並行して計測するインピーダンス
① Assymetric filter
:非対称フィルタがEEGの3Hz以下、50Hz以上のEEGactivityを除きピークをカットします。

② Semilogarithmic amplitude compression
:
semilogarithmicスケールによって低振幅域を見やすくしますこれにより低振幅域actirityの感度が向上します。

③ Peak rectifying + smoothing
:
rectifying(整流)によってトレースを全て上側に表示します。
smoothing(平準化)によってトレースを滑らかにしピークをなくします。

最後に、時間の圧縮を行い、aEEGが生成します。

では、実際の画面で確認してみましょう。






