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東日本大震災から1年が経過して

 本日、約11カ月振りに陸前高田市に行ってきました。震災当初は、瓦礫が町を覆い尽くし、人の営みを感じるところは皆無と言って良い程の惨状でした。今日は、瓦礫が殆ど撤去され、確実に復旧している事を実感出来ました。

 震災の当日私は、盛岡のK病院の駐車場に居ました。盛岡は、沿岸部から約100km内陸に位置します。丁度、駐車場に入ろうとする時に、携帯電話の『緊急地震速報』を受信し、そのまま駐車場に入っていったところ、対面する建物のガラスが波打っており、有り得ない動きで揺れているのが、見えました。『これはいつもの揺れとは違う』と直感したのを覚えています。その後も15分程度は揺れ続け、揺れの大きさと長さから相当大きな地震で有る事は直ぐに判りました。

 盛岡(その他の多くの地域も)は、直ぐに停電となり信号機も消えており、高速道路も通行止めになった為、あっという間に渋滞が始まった事を覚えています。翌日、何とか仙台に帰ってきましたが、報道では沿岸部が壊滅的なダメージを受けていると、繰り返していました。実際には、停電だったのでテレビ、ラジオを聞く事は出来ず、断片的に送られてくるメールで知りました。

 

震災当時の写真 (画像をクリックすると拡大表示されます)
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仙台駅は、完全に復旧していますが、昨年5月には現状の通りになっていました。
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国道沿いの5F建ての建物は、手付かずでした。
 
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コンビニエンスストアは、当時の場所で、営業を再開していました。
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海水に満たされていた田畑は、大分海水が引いていましたが、未だ残っています。
仙台駅前 5階建の建物   コンビニエンスストア 海水で浸水した田畑

 

 陸前高田病院には、当社商品も多く納品されており、非常に心配でしたが、直ぐには行けませんでした。ガソリンの入手が困難である事、道路も寸断されている事、何といっても陸前高田病院が大きな津波被害を受けている事が繰り返し報道されていたので、単に心配だからという思いだけで駆けつけても、お役に立てるどころか、足手まといになるのは明らかでした。約1ケ月経過した頃、震災後初めて陸前高田市に伺いましたが、瓦礫の撤去は道路を優先していた為、他の場所は殆ど手つかずの状態でした。陸前高田病院の敷地も瓦礫が埋め尽くされていました。何といっても病院を含む周辺の景色が一変しており、そこに有ったはずのコンビニやドラッグストア等が基礎を残して、完全に無くなっているのが、ショックでした。陸前高田病院は、建物は残っていましたが、病院機能は失われており、人の気配は有りませんでしたが、市内の数か所で診療所として、診療を開始していました。地域の皆様の、貴重な医療機関で有る為、いち早く復興されたものと思います。

当社で出来る事は僅かでしたが、足踏み式吸引機等の貸出しを申し出るのがやっとでした。

 それから、約11カ月振りに陸前高田市に伺いましたが、瓦礫の撤去は進み、何といっても震災直後には見られなかった、住民の日常的な営みが戻りつつある事が、非常に心強く感じられました。中には、プレハブであったり、移動式の店舗だったりと、まだまだ当時の施設、規模には程遠いのですが、確実に復興しつつ有るのが感じられました。陸前高田病院も仮設では有りますが、入院設備も備えた状態で再開していました。

 只、瓦礫は撤去されつつ有りますが、そこここに瓦礫の山が新たに出現していました。

報道でも有る様に、相当量の瓦礫が未だ手つかずの状態です。これを被災地だけの力で、処分すると数十年を要するという報道は、頷けます。全国で、瓦礫の受け入れが進み、本当の復興が加速される事を切に願ってやみません。

(2012年3月11日 アイ・エム・アイ(株)仙台顧客サービスセンタ 室井健次)

 

弊社在宅医療支援事業のご報告 

東日本大震災の影響による電力不足につきましては多くのメディアでも報告されています。

弊社においては、「東日本大震災にともなう在宅医療支援事業」として、2011年4月5日から12月20日までの間、被災地および計画停電対象地域の医療機関、人工呼吸器を利用されている在宅療法患者様を対象に医療機器無償レンタルによる直接支援を行ってまいりました。在宅医療支援事業につきまして以下にまとめさせていただきました。

「東日本大震災にともなう在宅医療支援事業」は、電力事情の切迫する被災地の医療機関、計画停電対象地域の厚生労働省指定「人工呼吸器を利用する在宅医療患者の緊急相談窓口の設置」病院(国立病院機構病院、労災病院及び社会保険病院等 東京電力エリア内36ヵ所、東北電力エリア内9ヵ所)を対象に、電力を必要としないため停電時にも安心して使用できるアンブ社製「ツインポンプ」足踏み式マニュアル吸引器、「SPUR」成人用蘇生バックの無償レンタル・貸与の震災支援事業を行いました。

「東日本大震災にともなう在宅医療支援事業」の詳細につきましては、以下URLをご参照ください。

◆東日本大震災に関するお知らせ:

http://www.imimed.co.jp/information/rescue/index.html

 

最後に

東日本大震災の発生から1年が経過いたしましたが、あらためて被害の大きさを認識いたしました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

 

(2012年3月)

 

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