横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センターでの低体温療法
体表冷却装置による低体温療法
低体温療法に使用する体表冷却装置をBlanket(N=28)からArctic Sun(N=27)に変更し、
34℃維持時間を48時間から24時間に短縮したが、社会復帰率に有意差は認められなかった。
[ 退院時Good Recovery:Blanket 46% vs. Arctic Sun 65%, p=0.19 ]
(第37回 日本救急医学会総会,2009年10月,盛岡.)
救命救急医療の現場は、心肺停止蘇生後、重症外傷、熱傷、薬物中毒、敗血症、脳卒中など 対象とする患者は多岐にわたる。そのような現状の中でガイドラインを守りながら質の高い医療を 提供してゆくためには、手間がかからなくて、安全で確実な方法が求められている。 Arctic Sunは、時代の要請に応える形で登場し、今後も普及して行くことが予想される。 コストに関しては、心肺停止蘇生後に対して、低体温療法を開始してから3日間に限り、1日につき 12200点を算定することができるため症例数が増えれば病院経営にも有利になる。 最先端の施設が、血管内冷却法などを使用した低体温療法を施行してゆくことを否定している のではない。今後も安全・簡便で安価な方法が開発され、市中病院に普及することを望む。

< Arctic Sun > 2007年4月~2009年4月







