横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センターでの低体温療法
PCPSと低体温療法
蘇生後低体温療法の適応の一つに血行動態が安定していることが挙げられている。 「血行動態が不安定な症例にいかに低体温療法を導入するか? 」について 心肺停止に対してPCPS(percutaneous cardiopulmonary support:経皮的心肺補助法)による体外循環装置を使用した心肺蘇生(extracorporeal CPR:ECPR)を施行している本邦のデータが海外から注目を集めている。 PCPSやIABPを使用することで不安定な血行動態を回避できる。 血行動態の安定化のためには、心肺停止の原因が急性心筋梗塞であれば緊急冠動脈カテーテル治療(percutaneous coronary intervention:PCI)が重要である。Arctic SunのパッドはX線透過性があるためカテーテル治療に支障をきたすことは無い。34℃に設定しておけば水温と水量を自動調節し、自動的に目標体温になるため、緊急PCI中にはカテーテル治療に集中できる。 緊急時には、迅速な回路プライミングを必要とするため、当院では熱交換器付き回路よりも PCPS+Arctic Sunの組み合わせを選択することが多い。







