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『第18回 日本臨床工学会レポート』

sss五月晴れの爽やかな風が吹く秋田市文化会館にて、第18回 日本臨床工学会(期間:2008/5/17~18)が『かけがえのない生命(いのち)をSupportする臨床工学技士』というテーマで開催されました。本学会では医療機器の安全管理やチーム医療を担っておられる全国の臨床工学技士様から業務の現状と課題などを伺い、お客様に弊社ができるサポートは何かを追求するために参加しました。

 

シンポジウム、演題発表より

    『医療機器の安全管理のための臨床工学技士の果たす役割』と題したシンポジウム、及び安全管理に関する一般演題から下記のような共通もしくは個別の課題でご苦労されていることが感じられました。
  • 保守管理を適切に実施することが責務であることは理解しているが、人手・技術・情報・検査器・予算などが足りないため、輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、血液浄化装置などを優先している。
  • 岩手県の統廃合施設で医療機器管理の責任を担っている臨床工学技士様は、どうやって医療機器をまとめたら良いのか日常業務を行いながら日夜ご苦労されてい ること、更に2~5年間隔で姉妹施設に異動した際、病院毎で管理体制が統一していないため慣れるまで大変という発表があり、これに対して会場から自治体を 巻き込んで進めた方が良いというアドバイスがありました。
  • 千葉県の有名な施設では医療用シミュレータ(米国METI社製ECS)を使用した実践的なカリキュラムを導入し、人工呼吸器などのトラブルを想定したト レーニングを行い万全な安全管理体制を構築している。ただし、安全管理には院内スタッフを対象とした教育を定期的に実施することが必須で、実施件数は年々 増えているが、教育専任の担当者が不在のためスタッフの負担が大きい。
  • 臨床工学技士の業務は多岐多用で、機器管理業務が中心の施設では臨床業務に参加できなかったり、逆に臨床業務が多い施設は機器管理業務に時間が取れない状況である。
    1)機器管理業務:日常点検(始業・使用中・終業)、定期点検(実施計画・交換パーツ発注・点検・記録)、情報収集告知(安全使用・アップデート・回収・改修)、機器管理(新規購入・貸出し・廃棄・更新)、教育(セッテッィング、操作、緊急一次対応)など
    2)臨床業務 :血液浄化、人工心肺、心臓カテーテル、人工呼吸管理などのチーム医療

医 療施設における医療機器の安全管理は、臨床工学技士様が中心であることは間違いありませんが、臨床工学技士の雇用率が約28%と低いこともまた現実で、法 律は施行されましたが後は現場に丸投げという印象を受けました。スタッフ不足の対策に弊社のような業者への保守点検委託、老巧化や機能が陳腐化した機器の 更新、あるいは機器不足時対策のレンタル利用など支援サービスを必要とする施設の状況も様々です。

 

適切なメンテナンスが施されていない医療機器を家族や自分に使用されたら誰もがノーと言うでしょう適切なメンテナンスが施されていない医療機器を家族や自分に使用されたら誰もがノーと言うでしょう。特に人工呼吸器など高リスク機器は、定期点検未実施に よる故障や知識不足による誤操作が医療事故に直結します。弊社ではお客様の状況をお伺し、個別の状況に合った安全管理支援サービスをご提供しております。 病院における様々な課題解決のひとつとして、弊社の支援サービスについてご検討いただけるよう私共ももっと努力しなければとの思いを強くしました。

 

次回は、2009年5月9日(土)、10日(日)に徳島県アスティとくしまで開催されますが、1年後にどう変化しているか注目しています。 

 

(参考)
推奨したい安全管理支援サービス 推奨したい支援サービスは、①保守サービス契約と②フルメンテ付きレンタルサービスのご利用です。 ①保守サービス契約 個々の医療機関の現状に合わせて自由に組み合わせられる保守サービス契約です。一番人気は定期点検~勉強会~オンコール対応~交換部品~修理がオールインワンのフルメンテ契約です。 ②フルメンテ付きレンタルサービス 老巧化や機能陳腐化した機器の更新予算が無い時、台数が不足の時に利用できます。しかも、定期点検~オンコール対応~勉強会~アップデートなどがオールインワンで安全管理と経営効率化が図れます。

 

 

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