トップページ > Technical & Safety Tips > 人工呼吸器使用時のポイント  

人工呼吸器使用時の留意点

過去の「医療事故情報収集等事業」(日本医療機能評価機構)で発表された医療事故情報ならびにヒヤリ・ハット事例の取りまとめによると、気管・気管切開チューブが外れたことによる事例が多いことが確認できます。

今回、このような事例を早期に発見するため、人工呼吸器使用時の留意点として取りまとめましたので、ご案内させていただきます。

 

1. 人工呼吸器を装着した患者の体位変換を行った際に、気管チューブまたは気管切開チューブが抜けてしまった。

2. アラームが鳴り訪室したところ、人工呼吸器の蛇管とともに気管チューブが抜かれていた。

 

1.体位変換を行った際の異変を早期発見するためには?
体位変換前後の人工呼吸器の作動状態におけるチェックポイントは・・・

呼気1回換気量
モニタ値が顕著に低下している場合は、チューブが抜けていたり、カフなどの状態に変化があった可能性があります。
ピーク圧
ピーク圧の顕著な低下は呼吸回路リークを表します。
また、ピーク圧が過度に上昇している場合は、気管・気管切開チューブの閉塞などが考えられます。
換気モニタの波形
波形が波を打っているような場合は、呼吸回路の配置が変わってしまい、ウォータトラップ内の水が回路内に浸入している可能性が考えられます。

 

2.意図しない自己(事故)抜管を早期発見するためには?
人工呼吸器のアラーム設定におけるポイントは・・・

低圧アラーム: ピーク圧の80%が推奨値です。
分時換気量下限アラーム: 分時換気量の80%が推奨値です。

 

※低圧アラームを適切に設定した場合でも、開放された呼吸回路先端の状態によりピーク圧が上昇することがあり、

  アラームが鳴動しないことがあります。分時換気量下限アラームの設定を併用することは、最も重要な安全対策です。

 

ここまでは、人工呼吸器で注意する点などをまとめさせていただきましたが、呼気二酸化炭素モニタの併用も、既に厚生労働省や呼吸療法学会より示されている通り、安全向上における重要な役割を果たしています。 

弊社取り扱いのCO2/SpO2モニタ「カプノストリーム20」は、挿管、非挿管を問わず新生児から成人までご使用頂ける最新の呼吸モニタです。酸素化、換気能を統合的に判断し、呼吸状態を10段階表示するIPIという新指標により、素早く簡単に呼吸状態の変化捉える事が可能となります。 

『人工呼吸器安全使用のための指針』
呼吸療法学会人工呼吸器安全管理対策委員会からの『人工呼吸器安全使用のための指針』では、人工呼吸使用に際しての安全管理として、「呼気二酸化炭素濃度が連続的にモニタできること。波形も表示すること。警報装置を作動させること。

インシデント及びアクシデントの対策として、呼吸回路接続後、呼気二酸化炭素モニタの確認を実施する。」ことが安全使用に繋がると記載されています。

『医薬発第248号 生命維持装置である人工呼吸器に関する医療事故防止対策について
厚生労働省より各都道府県知事に対し通達のあった『医薬発第248号 生命維持装置である人工呼吸器に関する医療事故防止対策について』では、カプノメータ(呼気中の炭酸ガス濃度をモニタする機器)を併用することが、患者に対する一層の安全対策となると記載されています。

 

CO2/SpO2モニタ「カプノストリーム20」カプノストリーム20

非侵襲的にEtCO2、FiCO2、呼吸回数、SpO2、脈拍数を測定、CO2波形表示で、回路トラブルにも素早く反応します。2.5時間稼働するバックアップバッテリを搭載し、72時間保存されたデータはUSBメモリで出力可能などあらゆる現場で使用可能となっています。

より一層の安全向上の為に、全ての人工呼吸器患者さんへ我々はCO2モニタリングをお勧めします。
特に、少数のスタッフで多くの患者さんを診なければならない病棟など、もう一度CO2モニタリングをご検討頂ければと思います。
そして、本提案が、良質で安全な医療体制の確立の一助になれば幸いと考えます。

 

check CO2/SPO2「カプノストリーム20」新発売

check 「カプノストリーム20の最新テクノロジIPI CO2モニタが描く人工呼吸器管理下の安全向上」

check 救急蘇生ガイドライン改定に見るCO2モニタリングの役割

 

◆詳しく知りたい方のために

医療機器に添付されている添付文書、取扱説明書等には、機器取り扱い等に関する事項が掲載されておりますので、ご参照ください。また、弊社社員による取扱説明会を随時、承っておりますので、併せてご利用ください。

お問合わせはこちら

 

(2011年7月更新)
print もどす pdf
Copyright © 2017 アイエムアイ(株). 医療従事者向け情報マガジン イント http://imimed.jp