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低体温療法の現場支援  アークティックサン2000 安全管理のポイント

今回、米国メディバンス社製アークティックサン2000体温管理システムを使用した低体温療法において、 主なトラブル事例の

ご紹介から、安全管理につながるポイントをご紹介させていただきます。ご参考いただき、医療現場のサポートとしてお役立て

頂ければ幸いです。

 

トラブル事例と考えられる原因

1. 循環水が流れていないため、流量低下のアラートが発生し、自動モードで使用できなかった。 

  • パッドに穴や亀裂があり、空気が混入している。
  • 注水ラインのパッドを接続していないコネクタから、空気が混入している。
  • 循環水ポンプが故障しており、ポンプの作動が停止している。

2. 体温表示が不安定となり、(高/低)体温アラームが発生し、自動モードで使用できなかった。

  • 体温プローブが正しく装着されていないため、体温測定が正しく行われていない。
  • 体温プローブの接触不良や断線のため、体温表示が急激に変化してしまう。

アークティックサン2000

安全管理につながるポイント

1. 循環水は、滅菌水・蒸留水・RO水のいずれかを使用し、3ヶ月に1度交換してください。

2. 循環水用洗浄液は抗菌剤の役割があるため、「1」の作業と一緒にご使用ください。

3. コンデンサフィンのクリーニングは3ヶ月ごとに行ってください。

4. 熱伝導パッドは、再使用や滅菌をせず、使用期限を守ってご使用ください。

5. 使用前は、添付文書に従い、始業点検を行ってください。

6. 患者様の皮膚状態のチェックは、院内基準に従い頻繁に行うようにしてください。

7. オートモードだからと安心せず、使用中のチェックを適宜行ないましょう。

8. 保守点検仕様に従った、定期的なメンテナンス(3ヶ月、12ヶ月)を行ないましょう。

 

もしもの時の備えとして

1. 熱伝導パッドの予備を常備することをお勧めいたします。(使用期限:製造日より1年)

2. 水循環確認用ラインの常備により、循環水流量のチェックを速やかに行うことができます。

3. 温度プローブおよびケーブルが断線した時のために、予備を常備することをお勧めします。

 

使用中チェック項目

 

NO.
チェック項目

(熱伝導パッド[S]4枚使用中)
本体ディスプレイ表示の流量は2.3L/min以上を表示していますか?
([SS]4枚使用中は1.5L/フン以上を表示していますか?)

[S]2.3L/フン以上 → ⑤へ
[S] 2.3L/フン未満 → ②へ
[SS]1.5L/フン以上 → ⑤へ
[SS]1.5L/フン未満 → ②へ
熱伝導パッドのラインが折れ曲がっている場合、テンションがかからないようにラインを直してください。 
曲がっていない → ③へ 

コネクタ透明部分に大量の気泡が入っていませんか?

 

入っている → ④へ
入っていない → ⑤へ
気泡を確認したラインを仙り、熱伝導パッドの状態を確認し、パッドが不良の場合は交換してください。 
開いている →パッド交換
開いていない → ⑤へ

温度プローブのコネクタ部分の接触状態を確認して、ディスプレイ上の患者体温表示が大幅に変動することはないですか?

変動する →プローブ交換
変動しない→ ⑥へ

患者体温が設定温域内(設定温度±0.5℃以内)ですか?
(復温中の場合は経過時間から計算し、設定温域内か確認してください。)

設定温域内 (     ℃)
設定温域より高い → ⑦へ
 ・患者体温 (     ℃)
 ・水温    (     ℃)
設定温域より低い → ⑧へ
 ・患者体温 (     ℃)
 ・水温    (     ℃)
患者さんの体温を下げようと、冷却水が流れていることをディスプレイ表示とパッドを触って確認してください。 
水温      (     ℃)
パッドを触っても
水温表示と遜色ない
患者さんの体温を上げようと、加温水が流れていることをディスプレイ表示とパッドを触って確認してください。 

水温      (     ℃)

パッドを触っても

水温表示と遜色ない 

 

check 低体温療法Up to date

check 「心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン」2010年度版における低体温療法

 

◆詳しく知りたい方のために

医療機器に添付されている添付文書、取扱説明書等には、機器取り扱い等に関する事項が掲載されておりますので、ご参照ください。また、弊社社員による取扱説明会を随時、承っておりますので、併せてご利用ください。

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(2011年8月更新)
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