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エアウェイスコープが喉頭鏡として普及する日

エアウェイスコープを初めて知った時の印象をお教えいただけますでしょうか。

竹中先生

竹中伊知郎 先生エアウェイスコープを初めて知ったのは、人伝えでした。たしか2004年か2005年の日本救急医学会の“エアウェイスコープ プロトタイプ”の一般演題だったと思います。エアウェイスコープというものがあり、「喉頭鏡本体付属のモニター画面上の十字マークを声門に合わせると気管チューブが簡単に気管内へ入る」との事でした。しかし、これまでの経験からその手のものは、いざ使ってみると空振りであることも多く、この話にも当初はあまり期待していませんでした。ですから、いつもは新しい情報が入ると青山先生に話をするのですが、この時にこの器具の話はしませんでした。 

青山先生

青山和義 先生私は、学会の展示場で見かけました。展示場のブースに挿管練習用の人形がずらっと並べてあって、エアウェイスコープを使って挿管ができるようになっていました。
その人形で、早速試してみました。画面を見ながらチューブを挿入すると、狙った声門にスーッと誘導できました。
「これは、ひょっとすると今までのものとは違うかもしれない。竹中先生に話そう」と思いました。
ただ、私も過去のケースから「人形では上手くいったけれど、臨床で果たして大丈夫だろうか」

という気持ちもありました。それが、最初の印象でしょうか。

竹中先生

青山先生からエアウェイスコープの話を聞いて、それではデモで確かめてみようと、いう事になりました。 

  

実際に臨床でご使用された感想はいかがでしたでしょうか。

竹中先生

モニター画面あまりに簡単に気管挿管ができてしまうので、本当に驚きました。それどころか、このエアウェイスコープは一体どこまでのポテンシャルがあるのだろうか。 もしかしたら挿管困難症例がなくなるのではないかとも思いました。

青山先生

実際にまず挿管困難でない患者さんに使用してみると、「これは今までのものとは違う」ということはすぐに判りました。

ただ、挿管の難しい症例で使用できなければ意味がないとも思いました。

 

当院では、開口制限、熱傷、熱傷後の瘢痕拘縮、慢性関節リウマチで頸椎が曲がりにくい、などが難しい症例になります。最初は簡単な症例で使用し、そして順次、ハードルを上げていくことにしました。

この挿管困難症例に使用できれば合格、という具合にですね。

そうしますと、難しい症例にも簡単に挿管できました。 次も、また次も、と次々に成功していきました。これがしばらく続いたため、エアウェイスコープの可能性に本当に驚きましたね。竹中先生が言われた「挿管困難がなくなるのではないか」と思う時期でしたね。
 

エアウェイスコープ

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