slide29:Seizure detection – how does the aEEG compare with EEG?

てんかん発作の検出 - aEEGとEEGをどうやって比較するか?

aEEGとreal EEGをどうやって比較するか?かなり前に、私達は1チャンネルEEGを15人のハイリスクな新生児で比較しました。この中で48のてんかん発作が見られました。このデータはCFMによるaEEGで、aEEGでは15のてんかん発作しか見つけることができませんでした。てんかん発作の検出が非常に減ったことになります。時間を圧縮するため、非常に短い、特に30秒未満のてんかん発作は特定しにくくなっています。但し、臨床診断では4のてんかん発作しか観察されていませんでした。
Mona ToetとLinda de Vriesはまたてんかん発作を持つ10人の新生児で研究を行っています。これらの新生児の8人でaEEGによりてんかん発作を検出しています。またこの研究の後ですが、Devian Shahらは同じ研究をここで行っています。彼らは2チャンネル、両側でのaEEGモニタリングを使っています。彼らの場合、full EEGと比べ76%でてんかん発作を検出しています。
この研究は非常に良く引用されるもので、殆ど同時期のデータが2年前のClinical Neurophysiology誌とPediatrics誌に発表されたものです。フィラデルフィアにおける新生児群です。125のEEGが記録され、851のてんかん発作が検出されています。これは彼らの使ったEEGのセットアップです。彼らはcentral部からモニタしています。C3とC4から取っています。real EEGの無いaEEGを記録しています。その上で、5人にトレースを見て貰いました。5人は平均でてんかん発作の26%しか認識できませんでした。この点について私達は本当に考慮しなければなりません。しかしながらてんかん発作は反復性があるため、5人はaEEGでてんかん発作を40%認識しました。同じ(C3-C4)チャンネルを使ってreal EEGも記録しました。この場合、5人はfull EEGでてんかん発作の78%を実際に認識しました。てんかん発作をEEGで94%認識できました。これが私達のできるベストでしょう。時間を圧縮することで、全てのてんかん発作を発見することは非常に難しくなっています。このことは心に止めておく必要があります。

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