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日本臨床麻酔学会第34回大会 教育セミナー
周術期における危機的イベント・シミュレーション「HPSコース」

掲載:2014年12月 / 文責:クリティカル・ケア部

日本臨床麻酔学会第34回大会にて、HPS高機能患者シミュレータを使用した教育セミナーが11月1日(土)と2日(日)の2日間で行われました。

 

今回、麻酔専門医を目指す医師を対象とする『HPSコース』と、研修医を対象とする『研修医対象HPSコース』の二つが行われました。いずれも周術期における危機的なイベントのバイタルサインを観察しながら、麻酔器の操作や薬剤の投与を行い、危機を脱しながら手術中の麻酔を進めていくという内容です。麻酔器や人工呼吸器、モニタや除細動器などは手術場で使用している実際の機器をご用意させていただき、実際に機器を操作しながら高機能患者シミュレータで再現される危機的イベントに対応していただきました。

インストラクターはHPS高機能患者シミュレータを使用したシミュレーション教育を行っていただいている先生方で、麻酔科医による麻酔科医に対する周術期危機管理トレーニングとなっています。以下は実施されたシミュレーションの標題とインストラクターの労をおとりいただいた先生方です。 

 

『HPSコース』

麻酔専門医を目指す医師対象の周術期管理コース

11月1日(AM9:00~12:00)1回目

挿管困難と術中悪性高熱の対応: 二階哲朗 先生 (島根大学医学部)
日下あかり 先生 (庄原赤十字病院)
術中肺塞栓症の対応: 中島芳樹 先生 (静岡赤十字病院)
森田耕司 先生 (浜松医科大学)

術中大量出血の対応:

萬家俊博 先生 (愛媛大学医学部)
吉川武樹 先生 (愛媛大学医学部)

11月2日(AM9:00~12:00)2回目

術中アナフィラキシーの対応: 中島芳樹 先生 (静岡赤十字病院)
森田耕司 先生 (浜松医科大学)
TEEを用いて術中心筋梗塞の診断治療に対応: 下出典子 先生 (兵庫医科大学)

局所麻酔中毒時の対応:

黒澤温 先生 (旭川医科大学)
小野寺美子 先生 (旭川医科大学)

『研修医対象HPSコース』
初期研修医対象の周術期管理コース

11月1日(PM14:00~17:00)

術中火災の対応: 中島芳樹 先生 (静岡赤十字病院)
局所麻酔中毒時の対応: 中島芳樹 先生 (静岡赤十字病院)
心タンポナーデの対応: 藤本一弘 先生 (独立行政法人国立病院機構北海道医療センター)
森田耕司 先生 (浜松医科大学)
コロナリスパズムの対応: 藤本一弘 先生 (独立行政法人国立病院機構北海道医療センター)
森田耕司 先生 (浜松医科大学)

気胸の対応:

藤本一弘 先生 (独立行政法人国立病院機構北海道医療センター)
森田耕司 先生 (浜松医科大学)

 

HPSを使用したシミュレーション関連記事

HPSは実際に機器の設定や処置方法を変えることで、どのようにバイタルが変化していくかを再確認することができます。このような機能を用いて海外でも日本でも様々な処置や治療に関するシミュレーションなどが行われております。

 

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文責: クリティカル・ケア部

2014年12月

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