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第8回ICG蛍光Navigation Surgery研究会

掲載:2015年11月 / 文責:クリティカル・ケア部

本年10月17日 アクトシティ浜松にて、「第8回蛍光Navigation Surgery研究会」が開催されました。

弊社は共催企業として浜松ホトニクス株式会社と共に、今回の研究会のお手伝いをさせて頂きました。遠方からも多くの先生方にご参加頂き、会場には約90名の先生方にお集まり頂きました。ICG蛍光法とは、主に肝機能検査、循環機能検査、眼底造影用の試薬として用いられているICG(インドシアニングリーン)の強い蛍光を利用した方法で、既に20年前から臨床使用されています。


蛍光Navigation Surgery研究会は、ICG蛍光法の有用性・安全性を検証し、安全な施行を啓発し、知識の交流を深めることを目的に、京都大学乳腺外科教授 戸井雅和先生、釧路労災病院院長 草野 満夫先生、橋本クリニック院長 橋本 隆先生を発起人に発足いたしました。

 

今回は、浜松医科大学 第二外科 准教授 海野 直樹先生当番世話人の下、午前の部ではリンパ浮腫関連の一般演題と『蛍光イメージングの新たな展開』と題したシンポジウムが開催されました。シンポジウムでは、『肝静脈の閉塞領域の範囲の同定と機能』、『遊離空腸周術期血流評価』、『リンパ浮腫患者におけるICGリンパ管造影』、『下肢動脈閉塞症に対するバイパス術時のリンパマッピングとリンパ漏の検出』の4つのテーマについて、東京大学医学部 肝胆膵外科・人工臓器移植外科 河口 義邦先生、浜松医科大学外科学 第二講座 神谷 欣志先生、東京大学 形成外科 山本 匠先生、浜松医科大学 第ニ外科 海野 直樹先生よりご講演頂きました。各領域の背景・ICG蛍光法の使用例から問題点・課題について、わかり易くご講演頂き、ICG蛍光の手技が確立してきたと改めて実感致しました。

午後の部では、オランダのライデン大学放射線科のFijs W.B. van Leeuwen先生をお招きし、ヨーロッパで研究が進んでいるICGとRadioisotopeを結合させた、ハイブリットトレーサーを用いたセンチネルリンパ節生検術についての特別講演を行われました。通常のICG蛍光法の問題点を解消する試み、また、ヨーロッパでのセンチネルリンパ節生検術の手技、各種ディバイス等の紹介があり、海外の新しい情報に触れることが出来ました。

また一般演題では、現在消化器外科領域に注目を集めている組織の血流評価、様々な領域に広がりをみせるセンチネルリンパ節の同定に関して先進的なご発表が多数報告されました。

 

最後に、お忙しい中、座長の労、講演の労をお取りいただきました先生方、長時間ご聴講頂きましたご来場の皆様に、この場をお借りして、改めて深く御礼申し上げます。 なお、第9回研究会は関西医科大学 消化器外科 海堀 昌樹先生を当番世話人とし開催される予定です。詳細が決まり次第、ご案内させて頂きます。

 

なお、今回のセミナー抄録集を希望される方は下記ホームページのフォームにご記入ください。その際に「ご用件」欄に「第8回蛍光ナビゲーションサージェリー研究会抄録希望」とご記入の上、送信ボタンを押してください。

後日、送付又は営業から持参させて頂きます。

 

第8回蛍光ナビゲーションサージェリー研究会抄録のお問合わせ

 

 

 

文責: クリティカル・ケア部

2015年11月

 

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