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臨床工学技士に求められるスキルと見えた課題 ~第23回 日本臨床工学会in山形~

 2013年5月18日(土)~19日(日)、第23回日本臨床工学会が『われわれの進むべき新たなる道-技士としてのスキルアップと飛躍-』をテーマに、約2,500名の関係者が山形駅近くの山形テルサ(イベント会場)と山形国際ホテルの二ヶ所に集結し盛大に開催されました。

 

 今回の学会発表を聴講して一番興味を惹かれた演題は、ワークショップ12『呼吸管理に必要なフィジカルアセスメント』でした。

講話は以下のような内容で、呼吸管理におけるフィジカルアセスメントはより良い臨床業務を行うために必須であるとの共通した見解でしたが、課題も多く今後、臨床工学技士の臨床業務における役割と責任が明確になっていくように思われました。

 

  呼吸管理に必要なフィジカルアセスメントの主な内容
1.
正しい知識を身につけたフィジカルアセスメントを実践することでより良い患者のための人工呼吸管理が施行される。
2.
臨床工学技士が臨床業務を行うためには、患者のフィジカルアセスメントの知識を習得して、治療現場で実施する必要がありその責任も重大である。臨床工学技士もフィジカルアセスメントができるように教育・研修会等でスキルアップする必要がある。
3.
臨床工学技士が他職種とともにフィジカルアセスメントを実施することによって、他職種にはない視点でアセスメントができる。これらの情報を共有することによりアセスメントの幅を広げることができる。現場のニーズを的確にとらえることができる。
4.
今後、臨床工学技士が行う業務は広がりをみせ、より患者の近くで業務を行っていくと思われる。そのためには、臨床工学技士としてのフィジカルアセスメントの手法の確立ということが必要である。
5.
臨床工学技士の養成校においてフィジカルアセスメント技術に関する教育環境は整っていないのが実情である。フィジカルアセスメント技術は実際に患者に触れたり観察したりしなければ習得できない。臨床工学領域でのフィジカルアセスメントの教育内容・方法・評価などが今後の課題である。

 

テレサ

  臨床工学技士に求められるスキル(課題)
医療機器と患者の状態を同時に観察・把握できる
治療の有効性・同調性などを評価できる
患者に最適な医療機器の選定や設定などができる
教育、研修プログラムの実施方法

 

フィジカルアセスメントの重要性は理解できましたが、臨床工学技士のスキルアップを具体策にどう進めていくかについては、施設毎の検討課題で終わったように感じました。そこで、弊社はフィジカルアセスメントを習得するための一助として貴施設の現状と方針などを踏まえて支援できる具体策を以下にご提案いたしますのでご利用いただければ幸甚です。

 

 

 

poster 弊社は、本学会の協賛企業として人工呼吸器や保守点検専用の検査治具などの展示、また、年々増え続ける臨床工学技士様の安全管理業務のサポートとして、医療機器の保守点検と修理代が含まれる現行のフルメンテ契約に、高機能患者シミュレータを用いた安全講習を加えた『安全管理Service Pack 』の業務委託プランをご案内させていただきました。このプランは、医療機器の安全管理に係わる費用の予算化と的確な実施および業務負担の軽減が図れる内容となっています。

 

1. 安全講習サービス 

高機能患者シミュレータを使用した安全講習が、人工呼吸器のトラブル対応などの事前学習として有効であることは多くの施設で実証されています。しかし、患者シミュレータは高額であることやシナリオ作成・機材搬入・設置などの準備に手間が掛かります。必要な時期に利用できる本サービスは、毎年開催される安全講習の日程に合せ事前に予約していただくことで、年間スケジュールとして運用が可能になります。

 

2.メンテナンスサービス

機種毎に技術認定を修了したサービス担当が、専用検査治具を用いて数十項目の機能点検、保守パーツの交換、校正、清拭、点検記録などを実施いたします。高リスクの人工呼吸器のメンテナンスについては、貴施設の安全管理体制に応じたメニューが設定できるIMI保守点検サービスの委託契約(契約率は約70%)を行っています。
臨床工学技士様におかれましては、安全管理支援業務に委託契約を上手く活用することで、業務の拡大や充実が図られ、院内の医療機器安全管理体制の構築やコストダウンに繋がるものと考えます。

 

 

展示品、展示ブースの風景

本学会では、新発売のAVEA人工呼吸器、VELA人工呼吸器、陽・陰圧体外式人工呼吸器RTX、フローアナライザPF-300/301VAC、モデル肺の展示およびキャンペーンガールによるメールマガジン“int(イント)”医療情報配信サービスのご案内を行い、多くのお客さまにお立ち寄り・御入会いただき、誠にありがとうございました。

 

追伸、
山形市は東京駅から約3時間、月山、蔵王山、朝日連峰に囲まれた盆地で、5年前まで日本最高気温40.8℃の記録を持つ街で、本学会期間中も大変暑く夏日でした。さくらんぼの旬には一ヶ月程早く残念でしたが今が旬の山菜は絶品でした。他にも温泉、花笠祭り、芋煮、そば(街道)、最上川ライン下り、山寺(芭蕉)、将棋、紅花(県花)、つや姫米、冷しラーメン、玉こんにゃく、米沢牛、漬物、どんどん焼きなど盛り沢山、今度はゆっくりと訪れたいと思います。

 

次回、第24回日本臨床工学会の開催日程
・会 期 : 平成26年5月10日(土)~11日(日)
・テーマ : チーム医療と臨床工学技士 知識・技術の共有
・会 場 : 仙台

 

 

高機能患者シミュレータを使用した安全講習が分かる
           「医療教育とシミュレーション」冊子をご進呈中!

文責: サービス企画 武田

(2013年6月更新)

 

 

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