掲載:2017年2月 / 文責:レスピラトリ・ケア部
この度、新型経皮血液ガスシステムTCM5の取扱いを開始することとなりました。外観は従来の経皮血液ガスモニタとは大きく異なり、大変スタイリッシュな印象をもっていただけると思います。
また、その操作性は「ロジカル」と「エモーショナル」という正反対に位置する2つの概念を開発コンセプトとしてモニタに組み込み、スマートフォンやタブレット端末を操作するような直観的な操作をすることができます。
一方医療機器で最も重要なことは表示されるデータの正確さと精密さを担保することです。TCM5は製造メーカであるラジオメーター社がこれまで培ってきた全ての経験と知識が注ぎ込まれ、高い信頼性の測定データと安全性を提供します
経皮血液ガスモニタの新しいスタンダード、それがTCM5です。
従来、経皮血液ガスモニタにはその測定原理から多くの制限がありました。
例えばセンサには必ずキャリブレーションが必要であり、それは装着部位やセンサ温度を変更するごとに行う必要がありました。
しかしTCM5は臨床現場からこの制限から解放することに挑戦しています。
【高い視認性】
測定パラメータの値や波形の色を変更することによって生体情報モニタの情報と混同することなく一目で認識することができます。アラームバーを本体の上部に備えることで360度全方向から確認が可能であり、アラームの見逃しを防止します。ディスプレイのバックスクリーンをブラックに変更することにより、トレンド波形と数値の視認性を向上させました。測定開始から動脈化前の数値と波形をグレー表示にすることで、一目で表示値の状態を把握することができます。
【高い簡便性】
制限された時間内であればキャリブレーションせずに測定部位を変更することができます。メンブレン交換やガスボトルの交換等、状況別に説明チュートリアルを内蔵しています。キャリブレーションの必要の有無を自動的に判断し、必要な時にいつでも測定可能な状態を維持します 。
【データの信頼性】
ラジオメーター社の20年の経験が蓄積された技術によりが高い信頼性のデータを提供します。
最新の経皮血液ガスシステムTCM5を用いた新しい呼吸管理システムのご提案です。