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瞳孔記録計NPi-100関連文献のご紹介

 

要約

初めに:瞳孔アセスメントは神経学的検査の基本的な一部である。各瞳孔の光に対するサイズ及び反応性は定期的に記録されなければならない。これらのパラメータの変化はある種の患者においては神経学的悪化の唯一の検出可能な徴候を示す可能性があるからである。しかしながら瞳孔検査では観察者自身、及び観察者間において大きな変動がある。これは周囲光の違い、検査者の視力、検査者の経験、光刺激の強度、刺激を作る手段など様々な要因による影響の結果である。近年、デジタルカメラには赤外線装置が組み込まれ、ユーザーフレンドリーなポータブル装置の開発を可能としている。この装置では、反復して非侵襲的に瞳孔サイズ及び光に対する反応性を客観的でaccessible、安価な方法により実施可能である。

Development(発展):本レビューの目的は、赤外線瞳孔測定の基本を説明すること、及びneurocritical患者のモニタリングにおいて可能性のある適応について議論することである。我々はまたneurocritical患者における日常業務としての瞳孔アセスメントについていくつかのrecommendation(推奨)を提示する。


結論:早期に、客観的に、そして殆ど連続的な方法で瞳孔の反応性における変化を評価できるという可能性は、新しい非侵襲的なモニタリング法を提供する。この方法は、神経学的悪化のpredictive factor(予測要因)及び患者の神経学的状態のベッドサイドでのモニタリングを改善し、不必要な検査を避け、早期の治療的処置を可能とする可能性がある。

 

文献提供元:NeurOptics社 / Pubweb http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21163229

(2014年4月)

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