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体温管理機器 日常管理のポイント ~ ヒヤリ・ハット事例をふまえて ~

掲載:2011年12月

体温管理機器 日常のポイント

平素は、弊社取り扱いの医療機器をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。今年度においても(財)日本医療機能評価機構より、医療事故情報ならびにヒヤリ・ハット事例の最新情報が公開されております。 今回は、体温管理機器に関連するヒヤリ・ハット事例をご紹介いたします。医療現場のサポートとしてお役立て頂ければ幸いです。

     
  1.

ブランケットを患者の上側と背中側へ合計2枚使用していたが、体の上にかけるブランケットを使用する時に、

クランプを解除し忘れたまま使用してしまった。
  2.

低体温療法の復温中に2枚のブランケットを患者の上側と背中側へ使用していた。

しかし、背中側に使用するブランケットのホースが本体に接続されておらず、背中側が作動していなかった。
   
※ 公開事例の機器情報は、不明です。
   

   

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コネクタホースの接続 

a. ホースは、上下で接続します。上側が『RETURN』、下側が『SUPPLY』です。本体に接続図も記載されていますので、参考にしてください。  
b. ブランケットを2枚使用する時は、ホースが、上下、2列の接続であるかを確認してください。1本でも正しく接続されていない場合は、本来の機能を発揮しません。

 

クランプ 

a. 使用時は、全てクランプが開放されていることを確認してください。1つでもクランプされている場合は、水が循環しません。
b. ブランケットを複数枚使用する時は、全てのクランプを開放してください。一つでもクランプされた状態であると、本来の機能を発揮しません。

注)ラプルラウンドジャケット使用時には、連結する部分の接続やクランプにも注意しましょう! 

 

a. プライミング後の安定した流量を確認してください。
パッドのリークや接続不良 などがある場合、流量が上昇しません。(Sパッド 4枚使用時:2.3L/分以上)
b. ジェルパッドコネクタの透明部分に大量の気泡が確認された場合、リークや接続不良が発生しています。4枚のパッドをそれぞれ確認してください。

注)新生児用キャップを使用する場合は、十分な流量を確保するために水循環確認用ラインを接続しましょう!

 

a. コネクタの向きは、同じ色で合わせ、ロックがかかるまで押し込んでください。
b. 必ず、装着したパッドの枚数と同数のコネクタが接続されていることを確認してください。1枚でも装着不備があると本来の機能が発揮できません。

 

詳しく知りたい方のために

医療機器に添付されている添付文書、取扱説明書等には、機器取り扱い等に関する事項が掲載されておりますので、ご参照ください。また、弊社社員による取扱説明会を随時、承っておりますので、併せてご利用ください。
弊社取り扱いの商品、サービスに関するお問い合わせは、最寄の下記事業所までご連絡ください。  

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