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新潟県厚生連佐渡総合病院 「アンブ蘇生バッグSPURⅡ」

瞳孔記録計「NPi-200」ユーザーレポート

新潟県厚生連佐渡総合病院は、標榜診療科25、病床数354を有する佐渡島の中核病院です。今回は、臨床工学技士科 臨床工学技士 岩崎 雄志様に、リユーザブルタイプからディスポーザブル蘇生バック(SPURⅡ)に切り替えられた経緯と、その際の考察ポイントについて、お話しを伺いました。

新潟県厚生連佐渡総合病院 沿革 新潟県厚生連佐渡総合病院 外観写真
昭和10年10月18日 佐渡郡医療利用組合立佐渡病院
竣工式
昭和32年10月21日 医療法に基づき
佐渡総合病院に名称変更
昭和43年9月1日 新築移転 一般病床344床
平成13年4月 新潟県厚生連と合併、
新潟県厚生連佐渡総合病院となる
平成16年4月 一般・結核病棟増改築に伴う病床変更
一般358床(ドック4床、結核7床含む)、療養60床、感染4床。 計422床
平成23年11月 新病院移転 一般病床354床(感染病床4床含む)
電子カルテ導入開始、診療科22科、人工透析55床、ヘリポート設置、
島内初のリニアック(放射線治療装置)導入
平成24年3月 診療科25科に変更(放射線治療科、呼吸外科、リハビリテーション科追加)
新潟県厚生連佐渡総合病院ホームページ : http://sadosogo-hp.jp/

臨床工学技士科 臨床工学技士 岩崎 雄志様 御略歴
2004年 医療法人刀水会 齋藤記念病院 透析センター 勤務
2010年 新潟厚生連 村上総合病院 透析センター 勤務
2015年 新潟厚生連 佐渡総合病院 臨床工学技士科 勤務
3学会合同呼吸療法認定士 取得
透析技術認定士 取得

- 佐渡総合病院の地域における役割についてご紹介ください。

岩崎様:佐渡総合病院は、昭和10年に診療科6の体制で開院され、平成28年4月現在、標榜診療科25、病床数354を有する佐渡島の中核病院です。また、佐渡島内の医療機関・保険薬局・介護施設を双方向に結ぶ地域医療連携ネットワークに参加し、佐渡全体で島民を支えるとのコンセプトのもと、医科・歯科・薬局・介護・福祉の協働による医療・介護連携の構築や障害者・子育て支援を進めています。病院の特徴ですが、島内の二次医療を一手に引き受ける中核病院となっています。救急車の8割以上を当院で受け入れしており、また、島内で唯一手術ができる病院として、手術症例に関しては当院で100%受けている状況です。ヘリポートも設置しており、年間70例ほど、島内からの緊急搬送、島外高次医療機関へのヘリ搬送を行い、緊急時や災害時に対応しています。

- 岩崎様の役割についてご紹介ください。

岩崎様:当院ME科は、現在6名の臨床工学技士が在籍しており、人工透析、ペースメーカー管理、ME機器管理等が主な業務となっています。ME機器管理では、管理システムに“MARIS”を導入し、保守点検や在庫管理を行っています。また、医療機器安全管理責任者は、当院ではMEとなっており、安全管理委員会や材料委員会に出席し、安全管理やコスト削減について意見交換を交わしています。

- 佐渡総合病院では、ディスポーザブルタイプの弊社取り扱いのアンブ蘇生バック SPURIIをご採用いただいていますが、そもそもSPURIIをお知りになったのはどちらでしょうか?

岩崎様:以前からリユーザブルタイプのアンブ社製蘇生バックを使っていましたので、SPURIIを知ってはいました。使いたいなと思っていましたが、当院ではディスポーザブルタイプを採用していない状況でしたので、使う機会はありませんでした。

- 以前は弊社のリユーザブルタイプの蘇生バックをお使いいただいていたということですが、具体的にはどのモデルでしたか。

岩崎様:マークⅢ、Ⅳでした。

臨床工学技士科 臨床工学技士 岩崎 雄志様

- その際、他社製のリユーザブルタイプも併用されていたのでしょうか。

岩崎様:他社製では、小児用と新生児用を使用していました。使用感は、ほとんど変わりなかったですね。マークシリーズも他社製も。ここがいい悪いというのはなく、会社が違う程度かな、と思っていました。

- SPURIIのデモに至る経緯をお聞かせください。

岩崎様:どのメーカーのデモ品を使おうか、という話が最初にありました。なぜアンブ社製を選んだか、ということについてですが、以前からアンブ社製を使っていたという点、それとアンブ社製は、分解可能部分がマスクだけであるという点、この2点が大きかったですね。2点の中でも、口元しか外れないところが大きいのではないかと思っています。他社製と比較して分解可能部分が一番少なかったのがアンブ社製でした。アンブ社製のバックに決めて、デモしてみたということです。

- 他社製のディスポタイプはデモされたのでしょうか。

岩崎様:デモしていません。製品仕様や構造、コストパフォーマンスの比較検討を行いましたが、SPURIIと他社製品との大きな違いは、本体とリザーバーバック、患者バルブが一体化しているため、分解ができない構造になっていて、誤接続等のヒューマンエラーを減らし、院内機器管理の向上に繋がることが予想されたことです。商品の構成・仕様・外れる場所などを文書・図で確認して選択し、アンブ社製になりました。

- デモさせていただいた際の第一印象や評価はいかがでしたか。

岩崎様:実際に使ってみると、思っていたよりもしっかりしていて、リユーザブルバックとの違いがあまり無いな、という印象が強かったです。本体部分に若干の硬さの違いはあるものの、許容範囲内で使い勝手は非常に良いものでした。デモの評価もよく、リユーザブル製品と比べても遜色のないものではないかと思います。

臨床工学技士科 臨床工学技士 岩崎 雄志様

- ディスポ化されるにあたって、旧いリユーザブルタイプは全て処分されたと伺っています。

岩崎様:基本的に全部処分しました。

- もったいないから検査科で使うなど、処分することについて、反対はなかったのですか。

岩崎様:ありました。ですが、それをやってしまうと、結局院内のどこかでリユーザブルが使われるという現状になってしまうので、それだけはしたくありませんでした。やるのであれば全部というのが自分の考えでした。研修のときだけでもリユーザブルを使えるように残してほしい、と要望されたのですが、研修は、いつも使っているバックでやらないと意味がありませんので、研修にもディスポーザブルバックを使ってもらっています。残ったリユーザブルですが、マークⅢは、オートクレーブをかけられませんし、旧いタイプですので、そのまま廃棄しました。マークⅣは、厚生連の全ての病院に連絡を取り、同じものを使っている病院や、ぜひ欲しいという病院には差し上げて、残ったものは廃棄しました。

- 他の病院様にお話しを伺うと、一部だけディスポーザブルに変えて、一部のリユーザブルはまだ残っていて、というケースもありますが、思い切った対応をされたと思います。

岩崎様:一部替える、全部替えるというのは、コストの問題があるのでは、と思います。ディスポーザブル蘇生バックは、1回使い切りというのがメリットであって、1回使い切りというのがデメリットでもあるのでは、と思っています。1回使い切りのメリットは、毎回新しいものが使えるということ、1回使い切りのデメリットは、1回で捨てなくてはいけないとういうことです。つまり、1回で捨てなくてはならないので、数多く使ってしまうと、お金がかかってしまいます。今回は、院長から要請があったということもあります。救急外来の蘇生バックを何とかしてほしい、もっときれいに使いたい、感染経路を絶ちたい、というお話をいただき、ディスポーザブル蘇生バックの検討が始まりました。当院の蘇生バックが一番使用される部署は救急外来です。救急外来だけでディスポーザブルにすると数多く使用されるので、リユーザブルと比べるとコスト的にかかることになります。コストがかかるデメリットを凌駕するほど安全管理が良く、感染対策がいいというメリットをとって、最初救急外来のみで採用する許可をもらいました。私としては、最初から院内全部のリユーザブルバックをディスポーザブルに切り替えたいという考えがありました。院内の蘇生バックの使用率は、全部調べて知っていましたので、自分で計算していました。院内全体の使用率から計算すると、リユーザブルを使う場合よりも、ディスポを使う方がコストパフォーマンスも勝れているというのは計算上分かっていましたので、その点を病院にアピールしました。院内全部ディスポーザブルにした方が管理も楽だし、今まで使用してきたリユーザブルと比べてコストパフォーマンスもいいし、安全管理については比べるまでも無いし、どうか採用してもらえないだろうか、ということで検討いただき、採用になったという流れです。

- 最初は救急外来だけ、そこから全体でということですね。救急外来からスタートして全体で採用になるまでの期間はどれくらいだったのでしょうか。

岩崎様:2ヶ月くらいでした。

- その際、感染のこと、安全管理のこと、コストパフォーマンスについて、データをご提示されて、院内全体のコンセンサスをとられたということですね。

- 感染対策ということについては、いかがでしょうか。今までは1回1回滅菌していたと思いますが。

岩崎様:以前使用していたリユーザブルのデメリット・危険な点ですが、(1)各部署でバックを使用して、(2)そこから、先ずME科に届き、(3)分解・清拭、ある程度ふいて汚れをとり分解して洗浄室へ持っていき洗浄、(4)洗浄が終わったらME科に返却、(5)組み立て点検して、(6)各部署へ返却 という、こんなに手間がかかるものでした。感染物が院内を動きながらME室まで届きますが、毎回届いたものをここで100%清潔にはできませんので、感染の温床になる危険があったということがありました。自分としては、それがいやでした。誰かが感染した場合、その感染経路がアンブバックのせいだというのが分からないのです。断定するのが非常に難しいので、なおさらアンブバックからの感染はゼロにすべきだと思いました。毎回持ってきて、掃除して、血液感染プラスと書いてあるものが届いて、掃除していますが、少ない可能性ですが触っていないという保証はありませんから。以前は、中央管理を行っているME室 が感染源になる危険があり、リユーザブルバック使用後毎回感染物が院内を移動していましたが、ディスポーザブルバック導入後は2点とも改善し、蘇生バックからの感染経路はなくなりました。

- 決め手となったポイントの一つである機器の安全管理について、リユーザブル品であれば、一回分解して組み立ててとなります。関西で過去に事例があり、安全情報 注1)注2)注3) が出ましたが、そちらの安全情報はかなり意識されたのでしょうか。

岩崎様:意識していました。事故はあってはならない、と院長からも指示されていました。誤接続、外れたことによって組めないということで換気が遅れて急変してしまう、そこからの感染、ということは極力無いようにしなくてはいけません。その点、SPURIIは、ほぼゼロです。間違えて不良品が届いて壊れるということ以外、エラーは起こらないわけですから。現場からいいよと言われています。間違えようがないですからね。

- 感染管理の面、機械の安全管理面、コストの面の3点が大きな決め手となってご採用いただいたということですね。

岩崎様:その3点が重要です。医療機器や医療材料を評価する際は、①機器安全管理(使い勝手)、②感染対策管理、③コストパフォーマンスの3点が非常に大切だと思います。もちろん全てを満たすことが最適ですが、使い勝手、感染対策を水準以上に維持するためにコストパフォーマンスをどれだけ譲歩できるかをしっかりと吟味し、医療材料を選定することが肝要です。今回SPURII採用に至った決め手は、この3点全てを満たしていたことです。

- 以前は弊社のリユーザブルバックと他社製バックをお使いいただいており、最初救急外来で、間もなく院内全体でディスポーザブルバック採用となりました。導入そのものは、教育・研修などをされたかと思いますが、スムーズに移行されたのでしょうか。

岩崎様:比較的スムーズにいったと思います。院内各部署に文書を配り、その文書にもとづいて、各部署に私が行き、使い方の説明をして、運用してもらったという流れです。以前のリユーザブルと同じアンブ社製なので、それほど違いが無かったということと、SPURIIはシンプル、説明しなくても使えるかなと思っていたくらいなので、スムーズに行けました。どこの病棟がどれだけ使っているかという使用率を出さないといけませんので、それをMARIS管理にしました。MARISに手動式蘇生バックという枠を設けて、そこで使った回数と部署を1年間把握していこう、ということで運用しています。

- 棚にタグがうってあるのですか。

岩崎様:棚の上にバーコードがあって、バーコードをピッと入れると分かるようになっています。

臨床工学技士科 臨床工学技士 岩崎 雄志様

- トラブル無く、スムーズに移行できたということですね。

岩崎様:移行に関するトラブルはありませんでしたし、2016年5月にスタートして、現在まででインシデント・ヒヤリハットは0件です。以前のリユーザブルバックと製品仕様が異なり、使い勝手が変わることが危惧されましたが、以前から同じアンブ社製リユーザブルバックを使用していたことと分解可能部分がマスク部分のみだったことで、トラブルなくスムーズに導入することができました。

- その後、全体に切り替わって、リユーザブルのものが中央管理に来ることもなく、処分してしまい、今は残っていないということですね。

- その後、数ヶ月ご使用いただいていますが、使用するにあたって、この点は大事とされているポイントはありますか。

岩崎様:SPURIIは、マスクのみ取り外し可能となっています。当院ME科では、リスク軽減のためリークチェックを行った後、マスクをつけた状態(すぐに使用可能な状態)での貸出としています。また、新生児用、小児用においては初期付属のマスクサイズが小さいため複数のディスポーザブルのマスクを各部署に在庫してもらうことで対応しています。使用する際のポイントは、如何に簡便に使用できる状態で保管するかだと思います。使い方は、ある程度各病棟に任せていますが、何件か聞いたのは、酸素チューブの長さが短かった、ということです。酸素チューブの場所だけは取り外し可能となっていますので、長いチューブに替えてもらって使ってもらうということはあります。使い方については、今までバックを使っていれば使えないということはないですね。非常に優秀なバックだと思います。

- 先ほど見せていただいたような形で全て点検済みでマスクもセットした形でスタンバイされていて、必要に応じて出していくということですね。

岩崎様:自分たちは、蘇生バックの重要性とは、換気ができることだと思っています。組まれていない蘇生バックは、換気ができませんよね。蘇生バックは、早く換気することがすごく大事です。呼吸できない人が蘇生バックを使うので、早く換気するにこしたことはありません。救急外来で仕事をしたこともありますし、呼吸器病棟で仕事をしたことももちろんありますが、早くバックをくださいという場面がとても多いのです。状況によっては、口元の挿管チューブにそのままバックを繋ぐときもあります。蘇生バックを使うときは、呼吸器が繋がっていない患者さんもいます。バックが箱に入っているときは、つぶれた状態で入っています。さっきもやってみましたが、使える状態にするまでに、意外と時間がかかりますよね。あれで手間取って、早くしろ早くしろ、とするとあせりが生じます。あそこまで組んであれば、あとは、直接マスク換気するか、マスクを外して患者バルブを挿管チューブに接続して換気するかの、どちらかですので、現場も使いやすいかなと思っています。

- 少し話が戻りますが、弊社のSPURIIは、成人・小児・新生児と3種類ございます。3種類全て同時期に導入されたのでしょうか。

岩崎様:最初は、救急外来だけでしたので、成人用と小児用の2種類でした。救急外来に入れるバックを選定した際、新生児は、救急外来には来ないのではないか、今までの経験上、新生児が来た例はないのでは、ということで、救急外来では、成人用と小児用だけが導入されました。

- その後、院内全体でディスポーザブルということで、新生児もご採用いただいたということですね。

岩崎様:そうです。バック使用の多い部署の一つに新生児室と小児科があります。必要性に迫られる可能性が高い場所は、産科です。生まれてから呼吸していないケースがありますので、そこに置いておくというケースが多いと思います。また、当院では、呼吸器には1呼吸器1バックと決めていますので、そこにも付いている状況です。呼吸器が出れば、バックも1つ出るということです。

- マスクは複数ご用意いただいているとのことですが。

岩崎様:複数のサイズが必要な部署には、マスクの種類を数種類在庫してもらうようにしています。現場のマスク管理をしている棚に置いてあります。

- 他の施設でディスポーザブル蘇生バック導入を御検討されている先生方にアドバイスなどがあればお願いします。

岩崎様:今回ディスポーザブルのSPURII導入がスムーズに進んだ決め手は、当院使用状況において、SPURIIの方がコストパフォーマンスに優れていたということです。現状の使用率と消耗品の統計を取り、実際に新規材料と比較してみることが大切で、その結果に基づき材料を精査していくことが安全管理、感染対策に繋がるのではないかと思います。他施設でディスポーザブルバック・リユーザブルバックを検討していて、どっちにしようかなとご検討されている先生方には、是非やってほしいことですが、精査をすることが本当に大事かなと思います。院長ともよく話をしていますが、自分の施設でアンビューバックがどれくらい使われているのか、どのくらい洗浄・滅菌しているのか、それはいくらかかっているのか、それを先ず精査してみてほしいなと思います。それが、こつです。精査したものと、検討しているバックを比較してみる、コストパフォーマンスを比べてみる、というところが大事かなと思います。やはりコストパフォーマンスが優れていれば、ディスポーザブルバックがいいと思います。そして、安全管理と感染対策、これがもちろん一番大事だと思います。これら2つの条件を水準以上に保つためにお金を払うのではないかなと思います。材料委員会で話すのはそこだけだと思います。同じもので安かったら話す必要なんてありません。採用に決まっているのですから。今使っている商品よりも安全で感染が起こりにくいものがあって、それが少し高かったら、そのお金に見合った能力があるバックかどうかを皆で話すだけです。コストの話をしないと、どれだけコストが違う、どれだけ優秀かということを比べることができません。精査してもらって、そこで比較してみるということが、すごく大事な話だと思います。1回算出してみるというのがいいと思います。

- 過去5年間の消耗品交換費用を計算されたということですが、過去のデータを引っ張ってきて、人件費も計算されて、ということですね。

岩崎様:人件費ですが、1回分解・組立・点検するための時間を15分として、私たちの全国平均給与から時給を計算し、÷4(15分)します。1回の分解・組立・点検時間を15分として計算する施設があれば、10分として計算する施設もありますが、それはご施設のお考えに沿っていただければいいと思います。その点はお任せします。今回の場合は、5年分の消耗品を計算して5で割って平均をとり、1年の消耗品使用率にしています。1年分でもよかったのですが、ぶれるといやでしたので、5年にしました。本体の償却年数を5年にしましたので、本体が5年間使われるのにどれくらいの消耗品が買われたのかというところも含めて、消耗品に関しては5年分にしました。5年分の消耗品の使用率とコストがでます。5年で償却するので本体のコストも出ている。それを5で割ると1年分のバックに関する価格が出て、5年間で何回使われたかという使用率が出ます。5年間の使用率を5で割ると1年間の使用率が出る。使用率が出たら、ディスポーザブルバック1個の単価に使用率をかけて、1年分の使用コストが出ます。それで物品ごとのコストの比較ができます。それから、ディスポーザブルの場合、感染物の廃棄コストがかかります。また、リユーザブルバックの場合は、点検にかかる費用と消毒・滅菌にかかる費用がありますので、その費用を足して計算しました。分解するのも、間違いなくリユーザブルバックの方が時間がかかります。ディスポは分解不要です。そのまま袋から出して、バックを伸ばして、マスクをくっつけて完了ですので、その分点検コストも低くなると思います。


※費用算出方法

【1】リユーザブル蘇生バック本体を5年償却として過去5年間の消耗品交換費用(マスク、患者バルブ、リザーバーバック、外装ゴムカバー等)とメンテナンス人件費(分解・組立・機能チェック等15分程度として)、滅菌費用(オートクレーブ滅菌の場合)、始業点検費(始業点検1回/日)の合計×使用率

【2】アンブ蘇生バックSPURII、感染性廃棄物処理費用、始業点検費×使用率

とし、【1】【2】を比較


- 貴重なコメントをありがとうございます。旧いリユーザブルバックを全て処分したという点、コストをもっと精査しなくてはいけないという点、バックはスタンバイされていて直ぐに換気ができるという点が印象に残りました。

岩崎様:バックの所在が明らかになっているということが大事です。どこにあるの、ディスポーザブルバックって、というのでは困ります。今であれば、ME室に取りに来ればありますからね。以前のリユーザブルバックの場合、使い終わったら病棟に返していましたので、病棟で使って病棟の管理が悪ければ、バックがどこにあるか分かりません。でも、今は、無くなっても、ME室に取りに来れば置いてあります。後から連絡してくれれば、バーコードのMARIS管理をしなくてもそのまま持っていってOKとして、院内に周知してもらっています。使用率の計算も大事ですが、人命救助が一番大事です。緊急の際にはピーとやらなくてもいいから、そのまま持って行ってくれと、言っています。後で連絡をくれれば、いくらでも何とでもするから、と周知しています。

- 本日は、お忙しいところ貴重なお話しをいただき、誠にありがとうございました。

注1)
医薬品・医療機器等安全性情報 No.301、平成25年(2013年)5月、厚生労働省医薬食品局

注2)
PMDA医療安全情報 No.38 2013年5月、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医療安全情報室

注3)
医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.74 2013年1月、公益財団法事日本医療機能評価機構 医療事故防止事業部

以上

(2017年3月)

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